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JAPHICマーク取得の流れ

1. はじめに

JAPHICマークを取得しようと考えたときに、多くの企業がまず気にするのが「どのくらい時間がかかるのか」「具体的に何をすればいいのか」という点です。
費用と同じくらい重要なのがスケジュール感の把握です。流れを理解しておくことで、社内での準備をスムーズに進められ、審査に余計な時間を取られることも避けられます。


2. 全体の流れ(概要)

JAPHICマーク取得は、大きく分けて次のステップで進みます。

  1. 事前準備(社内体制や規程類の整備)
  2. 申請書提出(協会への申請)
  3. 審査(書類確認・必要に応じてヒアリング)
  4. 是正対応(不備があれば修正)
  5. 認証書発行・マーク利用開始

この流れはPマークやISMSに比べてシンプルで、特に中小企業にとって取り組みやすい仕組みになっています。


3. ステップごとの詳細

ステップ1:事前準備

まずは社内でのルールや体制を整えるところから始まります。

この段階での準備が不十分だと、その後の審査で指摘が相次ぎ、結果的に時間が延びてしまいます。


ステップ2:申請書提出

協会に対して申請書を提出します。必要な添付資料として、社内規程やフロー図、個人情報台帳などが求められます。
書類の記載漏れや不備があると差し戻しとなり、1〜2週間はロスになってしまうため、事前チェックが重要です。


ステップ3:審査

提出された書類をもとに、協会の審査員が内容を確認します。
基本は書面審査ですが、場合によっては担当者へのヒアリングやリモートでの確認が行われます。
ここで不明点が多いとやり取りが増え、全体の期間が長引く原因になります。


ステップ4:是正対応

審査で「この部分を改善してください」という指摘があった場合、社内ルールや書類を修正して再提出します。
この段階を短く済ませられるかどうかは、事前準備と初回提出時の精度にかかっています。


ステップ5:認証書発行・マーク利用開始

是正対応が完了すると、認証書が発行されます。
以後、名刺やWebサイト、パンフレットなどにJAPHICマークを掲示できるようになり、取引先や顧客に対して「個人情報を適切に扱っている会社」であることを示すことができます。


4. 期間の目安(最短スケジュール例)

JAPHICマーク取得にかかる期間は、企業の準備状況によって大きく変わります。

ただし、事前準備が整っている場合には、最短3か月ほどでの取得も可能です。
一方で、書類作成や体制整備に時間がかかると半年以上かかるケースも珍しくありません。


5. よくあるつまずき

これらは審査で頻出する指摘ポイントです。特に「現場と文書の不一致」はよくある課題で、更新時にも同じ問題でつまずくことがあります。


6. スムーズに進めるための工夫

特に中小企業では専任担当者がいないことが多いため、「効率的に準備できる仕組み」を取り入れることが成功のカギになります。


7. まとめ

JAPHICマーク取得は、

通常は4〜6か月ほどかかりますが、体制が整っていれば最短3か月程度で取得可能です。
流れを理解し、事前に準備を整えておくことで、スムーズに認証を得られるでしょう。


→ さらに詳しく知りたい方へ

実際のスケジュール例や御社に合わせた最適な進め方については、こちらでご案内しています。

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